就職氷河期世代の活躍促進に向けた支援プランを策定
厚生労働省に設置されている「2040年を展望した社会保障・働き方改革本部」は、5月29日に行われた第2回会合で、各分野における今後の取り組みについての取りまとめを行いました。同会議では、現役世代の人口が急減する中での政策課題として、「多様な就労・社会参加」「健康寿命の延伸」「医療・福祉サービス改革」の三つを柱に設定。このうち、「多様な就労・社会参加」に関しては、70歳までの就業確保や中途採用の拡大、副業・兼業の促進などと併せて、いわゆる“就職氷河期”世代(おおむね1993~2004年に学校卒業期を迎えた世代)を対象とする活躍支援プランを新たに策定し、積極的な施策展開を進めることを打ち出しています。具体的な取り組みとしては、労働局や地方自治体、経済団体、業界団体などの連携により、都道府県レベルでの支援プラットフォームを新たに設け、不安定な就労状態にある人や、長期にわたり無業状態の人など個別の状況に応じた支援プログラムを設定。その内容としては、民間委託による安定就職に向けた教育訓練や職場実習の実施、ハローワークに新設する専門窓口を通じたチーム支援、就職氷河期世代を対象とした「短期資格等習得コース(仮称)」の創設による、資格修得から職場訓練を組み合わせた出口一体型訓練の実施などが盛り込まれています。
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000513529.pdf
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